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サイコパスが教える今より幸せになれる「3つの方法」 第3回 [幸福]






では前回に引き続きジェームズ・ボンドについてお話したいと思います。

ジェームズ・ボンド―――人々に愛されたサイコパス
ジェームズ・ボンドはサイコパスです。彼の特徴を挙げると、自信、カリスマ性、無慈悲、精神的な強さ、危険をいとわない姿勢などがあります。これらこそが007の世界です。彼はカリスマ性を持っていました。ワニを踏み石にしたり、公衆トイレで敵をやっつけたり、二百万ドルの入ったスーツケースを持った人をサメの口に入れたりなどと気違いとでも言えるような行動を取っていました。彼は冷淡な創造力の象徴であり、美しいと言えるほどの獰猛な王者でした。彼は映画史における最高のサイコパス的な性質も持っていました。
これらは推測ではありません。実際ボンドのカリスマ性についての学術研究がありました。そして、そのカリスマ性がどのように役立つかについての研究が行われたのです。
以前、ニューメキシコ州立大学が「ジェームズ・ボンドとは誰か」という論文を発表しました。本論文では、下記の三つの性質を兼ね備えている人は社会の一部の層で成功できると述べています。

・自己愛にあふれる高い自尊心
・恐怖心を抱かない点、無慈悲、即興的、刺激を求める点
・多少のずる賢さと人を利用できる能力

あきらかに、ボンドはいつも優しいわけではありません。彼の仕事となれば、もはや優しく振る舞っていられません。
でも、確かに学術研究がなされたにしろ、ジェームズ・ボンドは実在した人物ではありません。しかし、私が主張したいのは上述したカリスマ性が役に立つ場合があるのです。

敏感で感情移入のしやすい外科医に当たりたいですか。このような人はあなたを助けるためにメスで切ることさえ控えそうです。
目標を実現するために必要なスキルが備わったなら、仕事ではある程度のカリスマ性が必要です。例えば、トップレベルの外科医になったとしましょう。あなたには手先の器用さや医療に関するノウハウが備わっています。しかし、これらは患者に対して感情移入せずに執刀を行うこととは関係ありません。もし冷静に執刀できる性格を持っていなければ、トップの外科医として仕事に取り組むことはできません。ある有名な脳外科医は次のようなことを言っていました。「手術中に患者に感情移入してしまった時点で、綱渡りが始まるのです。」私これを聞いてはゾクッとしました。外科医の仕事における冷静になる能力、ナルシストに近いほどの自信、部下に対して無慈悲に公正に評価する能力などはサイコパス性あるいはカリスマ性に通ずるのです。
学術研究ではサイコパスの良い面をあきらかにしてきました。ヒーロー的なことを成し遂げた人たちは強烈なカリスマ性を持っています。
ニューヨーク州立大学では最近、法的処置、軍事、救急業務などの第一線で活躍している人たちを調査することで、適応サイコパス性についての研究を開始しました。
そして、研究結果によれば、自分に正しく刺激を与えることで、カリスマ性のある人は感情移入のしやすい人よりもよいチームプレーヤーになれると言っています。
では、どのような人がサイコパスに近い脳と視点を持っているのだと思いますか。
実は、仏教徒なのです。これは冗談ではありません。
カリスマ的な脳と仏教的な脳の間には多くの共通点があります。理性を重んじるところ、現実を生きようとする視点、プレッシャーのある時にも冷静になれることなどが挙げられます。カリスマはそうでない人に比べて、前頭葉の左側の三つの部位を顕著に刺激します。心配事を減らすこと、ポジティブに振る舞えること、集中力を上げること、報酬を勝ち取ろうとする意志などに関しては、カリスマの左脳と右脳両方で実現できます。通常は出来のよい人でも片側の脳でしかできないと言われています。研究者らは仏教徒が瞑想中にこのような脳の状態を作りあげていることを発見しました。
つまり、サイコパス(カリスマ)はいつも悪い人間であるわけではありません。では、どのようにすれば彼らに近づくことができるのでしょうか。

では、続きはまた次回に!

タグ:仕事 幸福
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