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熱い食べ物と冷たい食べ物 [健康]









中華圏では、口内や舌などが炎症になる状態を「上火」と言います。シンガポールでは中華系が多く、「上火」はよく聞く単語です。日本語では、「のぼせた状態」と翻訳されると思います。

実は、この考え方は漢方に基づいています。漢方では「火」は内分泌の異常状態を指します。「上火」する原因は食べ物や体の疲れ等に由来します。「上火」作用のある食べ物は「熱い食べ物」、「去火」作用のある食べ物は「冷たい食べ物」と呼ばれます。例えば、食事で香辛料が多く入っていたり、味が刺激的だったり、油ものが多かったりする場合、「上火」を引き起こしやすいです。皆さんもこのような食事を取った後に鼻血が出たり、口内炎になったりしたという経験はありませんか。

漢方では、このような状態では「火」を取り除く必要があると説いています。このことを「去火」といいます。「去火」に適した食べ物は蟹、豚のレバー、キュウリ、トマト、ハスの実、緑豆(リョクトウ)、梨、スイカ、マンゴスチン、菊茶などなどがあります。くだものの多くは「去火」する作用があるのですが、マンゴーやドリアンは「上火」作用があるので要注意です。シンガポールではドリアンが有名ですが、よく「下火」作用のあるマンゴスチンと合わせて食べます。

日本ではそろそろ暑くなってくると思いますが、バランスの良い食生活を送ってください。

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